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◎ CAST

写真:西 福江

Photo VIN OOTA

西 福江
高取保育園 園長

「よい環境の中でよりよい保育」
言葉にするのは簡単ですが、目の前にいる子ども達の一日を具体的にどう生活させていくことが
よりよい保育に近づけるのか、保育とは正解のない、常に研鑽していく仕事であると考えます。

子どもたちを取り巻く環境は、開園45年で劇的に変化しました。
特に食生活は、ごはん、味噌汁という和食の食卓は崩れ、母親の手作りの味を味わう事も少なくなり、
インスタント食品や出来合いの食事で家族バラバラで好きな時にすきなものを食べるという時代になってしまいました。
比例するように、アレルギーや落ち着かない子ども、キレる子ども等の問題が増加してきました。
子どもは食事を選ぶことはできません。周りの大人が準備したものを食べます。
何をどのように誰と食べるかという事が、「子どもの食卓の原風景」になるのです。

VIN監督は、安武信吾さんより紹介いただきました。
撮影の回数が重なるにつれ、「おかえりなさい」と高取にお迎えするようになりました。
これほど、自然な子どもたちの姿を写した映像を初めて拝見いたしました。
子どもたちは、「子ども好きの大人」を、直感的、瞬時に見抜きます。
子どもたちにとけ込み、同じ空気を共にできる方だけが撮れる映像のようにおもいます。
高取の理念を、とても深く理解された、一枚、一枚だと感じ入ります。

このような映画を残していただき、高取はしあわせでした。

西福江

1929年福岡県生まれ。
1968年高取保育園を定員100名でスタート、その後増員を繰り返し、現在は、0歳児から5歳児まで230名のこどもを預かる。開園当時から園長を務め、以来、48年間同園の園長を勤める。
教育理念は、「知育、体育、徳育の根源に食育がある」。
無農薬玄米・野菜、無添加調味料にこだわった「高取流給食」を実践。2016年、退任。
日本の年中行事など、日本の伝統的な子育ての素晴らしさを現代に活かし、独自の食育活動を展開する。
1992年藍綬褒章受章。2014年瑞宝双光章受賞。

写真:高取保育園 園児のみなさん

Photo VIN OOTA

2015年度 高取保育園
園児のみなさん、園児の保護者のみなさん、先生のみなさん、
卒園生のみなさん、高取保育園父兄の会、高取保育園愛育会のみなさん

高取保育園のありのままの姿を、ひとりでも多くの方に知ってもらうことが、
「日本のこどもたちの健やかな食」につながり、西先生の食育理念が広がっていく、という
この映画の志を、保護者のみなさま全員に快くご理解いただき、今回の撮影が実現しました。
西園長が日頃から話されている「共育て(ともそだて)」。
高取保育園の先生と保護者の方たちとの、密接な共同の子育て、その信頼関係のたまものだと感じます。
なにかと個人情報管理が厳しいこの時代に、奇跡的なことだと思いました。

ご協力 ほんとうにありがとうございました。 VIN OOTA

写真:小泉武夫

Photo VIN OOTA

小泉武夫・東京農業大学名誉教授

戦後、日本で生活習慣病が激増しました。
それは、なぜかというと和食を食べなくなったからです。
私はもう72歳ですが、この72年間、大きな病気もしないで、今でも本当に現役バリバリです。

その理由はなにか、とみんなに聞かれるのです。
それは、やはり食生活なのですね。
日本人の生活環境に即した食事は、伝統的な和食なのです。
特に、発酵食品であるみそは、世界最古のバイオテクノロジー、
先人たちの叡智の結晶です。

自分たちのみそをつくり、そのみそ汁を毎日飲むという高取保育園のこどもたちは、
日本一しあわせな子どもたちだと思います。
雑巾がけ、正座、小さいながらまるで武士道のようなたたずまいの
高取保育園の子どもたち、凄いなぁ、と思います。
こんな子どもたちがどんどん増えてきたら、日本も安心だ、素晴らしいなぁ、という想いが、
この映画から、じわーっとこみあげてきました。(談)

1943年、福島県生まれ。実家は代々酒造業を営む。東京農業大学醸造学科卒業。農学博士。
専門は、醸造学、発酵学、応用微生物学。自称・食の冒険家。
国や各地の自治体などでアドバイザーを多数兼任、「世界無形遺産登録」に向けた検討委員会委員として参画してきた。
著作は単著139冊、共著25冊を数える。

  • 東京農業大学名誉教授・鹿児島大学客員教授・琉球大学客員教授
  • 別府大学客員教授・広島大学大学院医学研究科客員教授・石川県立大学客員教授(平成28年4月時点)

写真:石田ゆり子

石田ゆり子 ナレーション

石田ゆり子さんからの「いただきます」推薦コメント

ドキュメンタリー「いただきます」は、
美しい映像のなかに、驚きがいっぱいです。

とにかく、こどもたちが可愛くて可愛くて、
胸が、きゅんとなります。

「食べ方で、健康を保つ 食養思想」
日本の伝統的な知恵って
ほんとうに奥深いんですね。

それから、
この映画を見てると、なんだか無性に
お味噌汁の香りが懐かしくなります、
和食が食べたくなりますよ。

石田ゆり子

1969年生まれ。東京都出身。88年、NHKドラマ「海の群星」にてデビュー。
映画『北の零年』(05年)で、第29回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。
主な出演作は、映画『サヨナライツカ』『おとうと』(10年)『悼む人』(15年)、
ドラマ「夜行観覧車」(13年)「MOZU」(14年)「コントレール~罪と恋~」(16年)など。
映画『もののけ姫』(97年)『コクリコ坂から』(11年)などスタジオジブリ作品では声優としても活躍。


◎ いただきます
協賛者の皆さん

映画「いただきます」は、その製作資金のすべてを、
この映画の趣旨に共鳴いただいた個人の方々からの協賛金(寄付金)のみで製作いたしました。
協賛者の方々は、この映画のスタッフであり、同志であり、心強いサポーターであると、
深く感謝いたします。
ほんとうに、ありがとうございました。  いただきます製作委員会

  • 今井 一彰
  • 内田 美智子
  • 大石 ひとみ
  • 太田 秀人・雅子・瑛拓・拓輝
  • 作田 雅子
  • 佐藤筑前鶏肋
  • 柴田 真佑
  • 白鷹学講座企画委員会
  • 鈴木 公子
  • 赤褌応援団
  • タカコナカムラ
  • 高取保育園 父母の会
  • 高取保育園 卒園児 愛育会
  • 竹下 和男
  • 田村 知香子
  • 東京オヤジダンサーズ
  • 中村 公士
  • 橋本 美智子
  • 馬場 正佳
  • 日高 逸子
  • 平尾 文
  • 比良松 道一
  • 藤村 泰子
  • 堀田 貴子
  • 堀部 尊人
  • 本間 五郎
  • 松井 直輝
  • 松尾 陽一
  • 森田 隼人
  • 山口 覚
  • 湯浅 慶朗

(あいうえお順)

「いただきます」製作委員会事務局

  • 天野 英樹
  • 笹村 望
  • 二島 朋美
  • 安武 信吾
  • 山根 伸太郎

◎ STAFF

写真:安武信吾

プロデューサー 安武信吾

僕の妻は25歳で乳がんを患い、8年前に他界しました。
闘病生活は8年間でした。
変な話ですが、がんを患っていても元気でした。
がんは全身に転移しました。
それでも、彼女が前向きに生きることができたのは、
2005年、当時2歳の娘が通っていた高取保育園でのみそづくり講習会に参加したことが、
きっかけだったように思います。
あのとき、みそづくりを指導してくれた先生の言葉が今も忘れられません。
「麹菌は、高温多湿の日本だからこそ存在する、神様がくれた宝物。
だから、地元の麹菌でつくった発酵食品を食べることこそが、最も日本人の体に合っとる」
妻は、先生の言葉に大きくうなずいていました。
以来、彼女の口癖は「食を見直し、生き方を変え、運命を変える」。

みそづくりが、発病前の妻の暮らしに欠けていた「大切な何か」を教えてくれたのです。
同時にそれは、現代社会にも欠けている「大切な何か」だったのかもしれません。
みそづくりが、日本人にもたらすものとは。
高取保育園の子どもたちの「声」を通して、しっかりと、その「何か」をお伝えしたいと思います。

安武信吾

西日本新聞社編集委員。生活面連載「はなパパの食べることは生きること」を執筆。
本業の傍ら、食育講演会やみそ汁づくりワークショップなどを展開。
主な著書に、がん闘病の妻と長女との暮らしを綴ったノンフィクション
「はなちゃんのみそ汁」(文藝春秋)。
現在、中学2年生の長女は高取保育園の卒園生。

写真:VIN OOTA

監督・撮影・編集 VIN OOTA

高取保育園のこどもたちが、先生のお話を一心にきいています。
背筋がぴんと張った正座姿の幼児たち。
”たたずまい、という うつくしい大和言葉が うかびました。
こどもたちの給食は、味噌、玄米、納豆などの伝統和食です。
食べものが、からだをつくる。
食べ方が、魂をつくる。
「いただきます」の尊い精神が、こどもたちの立ち居振る舞いに
刻印されていました。
みそをつくり、みそでこどもたちのからだを守る。
みそ汁は、日本のおかあさんたちが
子を想い、何代も何代も、
引き継いできた”お守り”なのかもしれません。

この学びの場に満ちる
美しい空気、健やかな光を、
まるごとお伝えできたら、と願います。

VIN OOTA(オオタ ヴィン)

本作「いただきます」では、企画、監督、撮影、編集、スチール撮影、広告デザインを手がけた。
自身の発病を、「食」を変えることで改善、以来20年来の食養食の実践者、なので趣味は、料理。
セドナ、ハワイ、ブラジル、琉球など世界中のネイティブ文化の映像記録がライフワーク。
旅の先々で、ミュージシャン、アパレルメーカーと撮影コラボを楽しんできた。
「いただきます」も、日本の伝統を映像記録、保存する活動の一環。
魅力的な日本のじいちゃんばあちゃんを、「映像世界遺産」にできないかと、妄想中。

VIN OOTA 公式ホームページ

  • 映像プロデューサー:亀野仁
  • キャスティングディレクター:木暮こずえ アーヌエヌエ所属

◎ MUSIC

写真:「星めぐりのうた」

Picture VIN OOTA

◉ 主題歌 宮沢賢治 作詞・作曲「星めぐりのうた」

「星めぐりの歌」は、宮沢賢治の名作『双子の星』『銀河鉄道の夜』に歌名が登場します。日本人の食の要である「みそ」のテーマ音楽を考えた時、僕が最初にイメージしたのが、最も深く敬愛する芸術家である宮沢賢治の「星めぐりのうた」でした。寡黙なみそは、なんだか、宮沢賢治を連想させるのです。

この映画では、生楽器による演奏にこだわり、ピアノ、バイオリン、少年の合唱、弦楽四重奏など、相沢洋正氏による様々なアレンジで新録音しました。「星めぐりの歌」は、なぜか、賢治の手書きの歌詞は残されていないようです。賢治のミステリー。現在出版され残っている原稿は、賢治が歌ったものを友人が採譜したものであると言われています。 友人たちは、岩手の原野に立ち、大地とともに賢治が歌っているのを聞いていたのかもしれません。  VIN OOTA


写真:谷川俊太郎

Photo 深堀瑞穂

写真:小室等

Photo Leslie Kee

◉ 「いま生きていること」

1976年フォーライフレコードより発売されたアルバム「いま生きていること」より。
映画「いただきます」の製作主旨に同意されて貴重な楽曲を提供いただきました。おふたりに、心より感謝いたします。

作詞:谷川俊太郎

谷川俊太郎

1931年東京生まれ。詩人。
1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。 1962年「月火水木金土日の歌」で第四回日本レコード大賞作詞賞、 1975年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、 1982年『日々の地図』で第34回読売文学賞、 1993年『世間知ラズ』で第1回萩原朔太郎賞、 2010年『トロムソコラージュ』で第1回鮎川信夫賞など、受賞・著書多数。

作曲・歌:小室等

小室等

1943年 東京生まれ。1968年 グループ「六文銭」を結成。1975年 泉谷しげる、井上陽水、吉田拓郎と「フォーライフレコード」を設立。

現在は、自身のコンサートを中心に活動するなか、谷川賢作(pf)とのセッション、さがゆき(vo)と の「ロニセラ」、娘であるこむろゆい(vo)との「Lagniappe」、などのユニットでのライブ活動や、
他ジャンルのミュージシャンとのコラボレーションやイベントプロデュースも多数。


写真:ウォン・ウィンツァン Wong Wing Tsan

Photo VIN OOTA

◉ 「赤とんぼ」

1997年さとわレーベルより発売されたアルバム「DohYoh」より。

ウォン・ウィンツァン Wong Wing Tsan

ウォン・ウィンツァン Wong WingTsan

ピアニスト、作曲家、即興演奏家
NHKスペシャル「家族の肖像」、BShiスペシャル「中国世界遺産 九寨溝」、現在放送中のNHK「にっぽん紀行」Eテレ「こころの時代」のテーマ曲も手掛ける。
87年、瞑想の体験を通して自己の音楽の在り方を確信し、90年よりピアノソロ活動を開始。
92年、自らのインディーズレーベル SATOWA MUSIC を発足。
今、分かち合いたい想いは…“Peace and Music” そして “光を世界へ”…


写真:真砂秀朗

Photo VIN OOTA

◉ 「田のうた」

2007年 AWA MUSE より発売されたアルバム「観音」より。

真砂 秀朗

アーティスト / ネイティブフルート奏者

真砂 秀朗

「自分の中に流れているスピリットに気付いて行くこと。同調してゆくこと。そしてそれを表現してゆくこと」

世界各地のネイティブカルチャーへの旅の体験と印象から、自然と折りあう人々の原点にある感覚を、多くの絵や音の新たなイメージとして生み出し、幅広く様々なメディアに提供している。

インデアンフルートやバンブーフルートを中心に作曲、演奏活動をし、スピリチャルなミュージシャン達との出会いの中で「Chaco Journey」をはじめ7作のアルバムをリリース。著書に詩画集「星の神話さがし」、絵本「レインボーブックス」シリーズなど。旅の延長として谷津田での稲作を始めて7年、それは新たな表現を生んでいる。


写真:安武千恵

写真:こやまよしこ

◉ 「ゆりかごのうた」

ヴォーカル 安武千恵、こやまよしこ 演奏:Masaha

2006年「いのちのうた」コンサートより

安武千恵

福岡教育大学大学院で声楽家の吉田由布子氏に師事。

25歳のとき、乳がん発症。病と向き合いながら、ブログ「早寝早起き玄米生活」を綴る。
2006年、がん闘病中だった中学生の死をきっかけに、命の尊さを伝えるコンサート「いのちのうた」を企画。
以降、継続的に自主開催し、hanauta、三宅伸治らと共演した。2008年7月11日逝去。

こやまよしこ

99年より、沖縄音楽ユニット、ネーネーズの一員として活躍。ロシア、フランス、イタリアなどの海外公演に参加。02年より、様々なミュージシャンと共演。参加アルバム多数。hanautaでは、普遍の愛をテーマに「いのち紡ぐうた」を唄う。

Masaha

90年代に、エスニックミュージックの草分け、民族楽団ディンカドゥンクに参加。西アフリカの音楽をこよなく愛する。そのエッセンスを詰め込んだ音作りをめざし、アルバム制作などを行う。唯一無二のグルーブセンスは、多方面より、支持を集めている。


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